北極に集結

 地球の表面を覆うプレート(岩板)の移動により、数億年後には南北アメリカ大陸やユーラシア大陸が北極付近を中心に集合して一つの巨大な超大陸「アメイジア」が誕生するという研究結果を米エール大のチームがまとめ、9日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 地球上にある大陸は、ひとつに集まった超大陸という状態と、現在のように分散した状態を数億年ごとに繰り返してきたとされる。

 チームは、岩石などに磁気として残されている古代の地球磁場の記録などから、ある超大陸の中心と地球の核とを結ぶ線は、そのひとつ前の超大陸の中心と地球の核とを結ぶ線と90度の角度をなすことを突き止めた。

 さらにコンピューターで将来の超大陸の位置を試算し、次にできる超大陸は、約2億5千年前に現在のアフリカ付近に中心があったとされる超大陸パンゲアから北方に90度離れた北極付近を中心に形成され、北極海カリブ海は消滅するとの結果をはじき出した。

 新しい超大陸は、アメリカとアジアの合体を意味する「アメイジア」という名称で知られており、これまでの説では、現在の太平洋か大西洋上に集合してできると考えられていたという。

ttp://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E1E18DE2EAE2E0E0E2E3E09180EAE2E2E2

>そのころ人類は生存しているのか?